冷たい校舎の時は止まる
タイトルは、辻村深月さんの小説です。
昨日読み終わりました。
彼女の作品は初めて読みましたが、
久しぶりに没頭するくらい面白かったのでちょっと語らせてください←
上下巻とあり、かなり分厚いのですが、
もう先が気になって気になって仕方なくて、1週間経たずに読み終わっちゃいました。
いつも小説は通勤の電車の中だけで読むことが多いのですが、これは帰ってからも寝るまでずーーーっと読んでました。
雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。
開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。
でもその顔と名前がわからない。
どうして忘れてしまったんだろう――。
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公式のあらすじです。
男子4人、女子4人の仲良し8人組が校舎内に閉じ込められてしまい、閉じ込めた自殺者である「ホスト(主人)」が実はこの中にいる、それは誰なのかを思い出そうとして話が展開していきます。
各章で8人それぞれの悲しい過去や辛い出来事など、仲良しと言えど他人に打ち明けてこれなかった悩み等が明らかになります。
全員がホストになる可能性を持っていて、読んでてもずっと一体誰なのか、それとも本当に彼ら彼女たちが自殺したのか?と常に引っかかった状態で読まなきゃいけなくて、とにかく先が気になって仕方ないんです…!!
やがて1人、また1人と校舎から消えていってしまう展開なのですがその消えるまでの若干ホラーな部分も迫り来る恐怖が文面でも伝わってきました。
1つ私的にうーんσ(^_^;)と思ったところが、登場人物の1人に「辻村深月」、作者と同姓同名の子が出てくるんです。脇キャラならまだいいんですが主要人物で、言うなれば悲劇のヒロインで、ぶっちゃけると嫌いなタイプの子だったので少し萎えました←
名前とか気にしない方だったら全然大丈夫だと思いますσ(^_^;)
ようやく後半で自殺者が判明するのですが中盤でそうかな…でもそしたらちょっと期待してたのと違うなと思ってたら当たっちゃったことが少し残念だったんですけど、
その自殺者がわかった以上に怒涛の伏線回収が起きましてそっちの衝撃がすごかったので全て良し!!!!になりました(単純)
いや〜〜〜〜〜〜〜ここが!!!そう繋がるのね!!!そう、小説ってこうゆうのがあるから面白いんだよね!!!
と改めて思わせてくれました。
もう大分前の作品ですが、まだ読んだことない方には是非お勧めしたいです。
辻村深月さんがこの作品を書いたのはまだ大学生だったそうで…。すごすぎる…。
私も実は学生の頃、作家になることに少し憧れていて、一応学校の課題で書いた小説が全国コンクールみたいなのに入選したことがあります。まぁ賞は貰えなかったんですけどね。
カメラにもハマってディズニーランドで写真を撮ることが好きだけど、
自分よりずっと綺麗な写真を撮ってインスタで何万人もフォロワーがいるディズニーオタクもたくさんいるわけで。
ピアノ、物書き、写真、そしてこういったブログ書くにしても自分は凡人の凡人。
何か一つでも才能ある人間になりたかったな。
ピアノの事も書くはずが本のことで予想外に熱弁して長くなってしまったし、何故だかマイナス思考しまくりの自己嫌悪な内容になってしまったので終わります( ̄▽ ̄;)!
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